鬼滅の刃なんかグッときた

こじらせております。

【鬼滅の刃】ヒノカミ神楽は「日の呼吸」だった!なんで?

【鬼滅の刃】ヒノカミ神楽は「日の呼吸」だった!なんで?

 

 

竈門家に継承されてきた”ヒノカミ神楽”は実は”日の呼吸”でした。

”日の呼吸”と言えば、始まりの呼吸の剣士・継国縁壱(つぎくに よりいち)が使う呼吸法です。

 

どうして縁壱の呼吸法が竈門家に伝わったのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

竈門家と継国縁壱の関係

 

継国縁壱が炭治郎の先祖にあたる炭吉の家族を助けたことがあります。
そんな関係もあって縁壱、炭吉家へやって来ます。

 

縁壱は言います。

誰かに話を聞いて欲しかった

鬼滅の刃187話 縁壱の台詞

 

当時、縁壱は孤独で自信を失っていました。

 

鬼舞辻に逃げられてしまったこと。
珠世をあえて逃がしたこと。
兄が鬼になってしまったこと。
これらの責任を負わされて鬼殺隊を追放されました。
※自害は当時のお館様によって免れています。

 

縁壱は言います。

私は恐らく
鬼舞辻無惨を倒すために
特別強く造られて生まれて来たんだと思う
しかし私はしくじった
結局しくじってしっまったのだ

 

私がしくじったせいで
こらからもまた多くの人の命が奪われる
心苦しい

鬼滅の刃187話 縁壱の台詞

 

天才剣士・縁壱は素朴で優しい人間なのです。

 

この世界は
ありとあらゆるものが美しい
この世界に生まれ落ちることができただけで
幸福だと思う

 

鬼滅の刃187話 縁壱の台詞

 

落ち込んでいる縁壱はすみれを抱き上げて、
その笑顔を見て泣き出します。
そして力強く抱きしめます。

 

縁壱の本当の気持ちはわかりませんが。
子供の笑顔に、自分にもやれることはある。
そんな風に感じることができたのでしょうか。

 

どうして”日の呼吸”は竈門家に伝わったのか?


縁壱は炭吉の妻・すやこが剣の型を
見せて見せてとせがむと見せてくれました。
すやこが子どもたちが喜ぶと、縁壱は照れくさそうにうつむくのです。

 

すやこはどうして、
縁壱の剣の型が見たかったのか?

 

日の呼吸の型は息を忘れにほどに綺麗でした。
縁壱は人ではなく精霊のように見えました。

 

炭吉はそれをつぶさに見て覚えたのです。
妻のすやこさんがせがんで見たいぐらいの綺麗な”日の呼吸”です。
自分も覚えて、奥さんに披露したかったのでしょうか。

 

炭吉は感謝の意味も込めて、継国縁壱が生きた証てきなモノを後世に残したかったのです。縁壱には子供も家族もいません。

 

縁壱は竈門家との別れ際、耳飾りをプレゼントしています。
炭吉はこれが縁壱との今生の別れになることを察します。

※耳飾りは継国縁壱の母が口をきかない我が子を心配して、お守りとして作ってくれたもの。

 

炭吉は言います。

後に繋ぎます。

貴方は価値のない
人なんかじゃない!!

何も為せなかったなんて
思わないで下さい

 

そんなこと
絶対誰にも言わせない。
俺がこの耳飾りも
日の呼吸も後世に伝える
約束します。

鬼滅の刃187話 炭吉の台詞

 

縁壱は「ありがとう」と笑顔で返します。

 

剣の才能に恵まれながらも孤独に生きた縁壱、
決して幸せな人生ではなかったのかもしれません。
ですが、炭吉にしっかり存在を肯定してもらっているのです。
これはきっと今後の人生の糧になったんじゃないのかなと、
勝手に思えるのです。

 

竈門家に”日の呼吸”が伝わったのは、炭治郎の祖先・炭吉と縁壱が友人関係になったためです。そこから竈門家では”ヒノカミ神楽”として伝承されていったのです。竈門家の家業は炭焼き。

※神楽とは神を祭るときに奏する舞楽。

 

 

炭治郎の父:炭十郎『ヒノカミ神楽』を舞う

 

 

 

 

 

炭治郎の父、炭十郎は病死する10日前に人を襲う巨大な熊の首を斧で落としてます。それは父から子への見とり稽古でした。

 

 

 

『日の呼吸』の技とは?

 

 

炎舞(えんぶ)

半円を大きく描く、斬撃を連続して二回いれる技。

 

 

 

烈日紅鏡(れつじつこうきょう)

 無限(∞)を描くように切り裂く技。

 

 


火車(かしゃ)

 相手の頭上を飛び越え背後から切り裂く技。

 

 

 

 


碧羅の天(へきらのてん)

 円を描くように斬撃をいれる技。

 

 

 

 

幻日虹(げんにちこう)

 高速の捻りと回転で攻撃を避ける技。

 

 

 

 

 

灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)

 高速回転切り。

 

 

陽華突(ようかとつ)

 


上空へ向かって飛び上がり、一点集中の突き技。

 

 

 

 

飛輪陽炎(ひりんかげろう)

 飛び上がって横一閃で切り裂く技。

 

 

 

斜陽転身(しゃようてんしん)

 

逆さに宙返りしながら切り裂く技。

 

 

輝輝恩光(ききおんこう)

 

 炎をたちあがらせて無惨の左腕を斬り落とした。

 

 

 

日暈の龍・頭舞い(にちうんのりゅう・かぶりまい)

龍が舞うように切り裂く技。

 

 

 

 

円舞(えんぶ)


弧を描くように切り裂く技。

 

 

 

『日の呼吸』の13番目の技とは?

 

 

日の呼吸、13番目の技は炎舞から円舞までの技を繰り返すことです。

炎舞→烈日紅鏡→火車→碧羅の天→幻日虹→灼骨炎陽→陽華突→飛輪陽炎→斜陽転身→輝輝恩光→日暈の龍・頭舞い→円舞、これらを舞い続けることで13番目の型が完成します。

 

炭治郎は夜が明けるまで、再生を繰り返す脳と心臓を斬り続けます。

 

竈門家では年始めに、日没から夜明けまでヒノカミ神楽を舞っていました。12の型を何千何万と繰り返して舞うのです。無惨を倒すために手段が伝承されていたのです。

”日の呼吸”存在を知る剣士たちは無惨や上弦の壱・黒死牟によって、命を奪われています。