鬼滅の刃なんかグッときた

こじらせております。

天気の子の感想【ネタバレあり】新海誠監督ありがとう、そんな気分になれる作品なのです。

天気の子の感想【ネタバレあり】新海誠監督ありがとう、そんな気分になれる作品なのです。

 

 

新海誠監督の『天気の子』を見ました。
その感想です。

 

率直に言って、良かったです。
感動です。周りの人にバレないように涙を拭く感じです。

 

ぼくは30代の男性です。
30代の男性でも泣けてしまいました。感動しちゃうのです。

 

 

 

 

 

以下『ネタバレあります』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『天気の子』ざっくりしたストーリー解説

 

簡単に言いますと、
『森嶋帆高と天野陽菜の出会いと別れ、そして再開の物語です』

 

 

森嶋帆高(もりしま・ほだか)
高校生です。離島から家出をして東京にやってきました。

 

 

 

天野陽菜(あまの・ひな)
中学生です。物語の中では18歳と年齢を偽っています。東京在住です。
天気を晴れにする不思議な力を持ちます。

 

 

 

 

『天気の子』の感想

 

 

帆高(ほだか)、主人公です。陽菜(ひな)、ヒロインです。

陽菜が祈ると晴天になるのです。
舞台は東京、それも雨の日の多い異常気象真っ只中です。


陽菜は天気の巫女的な能力を1年ほどまでに授かってしまったのです。
ただ、天気の巫女は人柱。

人柱、そう犠牲がつきます。

晴天を祈る陽菜の体はだんだん、透明になっていくのです。
そしてやがて、陽菜は空に舞い上がっていくのです?

 

えっ?どういう意味?

犠牲がつきものなです。

本当に異常気象をおさめたいなら、陽菜を犠牲にする必要があるのです。
空への生贄的なことです。

 

 

だれかが犠牲になった末に、世界に平和がおとずれました的な・・・。
映画『アルマゲドン』ではブルースウィルス演じる主人公が命を犠牲にして、地球を救っています。

 

ただ『天気の子』は違います。

 

帆高(ほだか)は拒みます。陽菜(ひな)を犠牲にして東京を救うことを拒むのです。
帆高(ほだか)は陽菜(ひな)を救うのです。
物語のラストの方で、東京の半分ぐらいは水没しています。3年間雨が止んでおらず、降り続いているのです。


バットエンドではありません。
ぼくはハッピーエンドと捉えています。

 

雨がやまない東京でも、登場人物たちは元気に生活を続けています。
今まで住んでいたところでは生活できなくなってしまっていても、それでも元気に生活を続けています。

 

 

個人的には勇気が湧きました。
人間をなめんなよ。と・・・。
15歳の女の子の命なんか犠牲にしなくても、大丈夫です。
ぼくたちはそんなに弱くないんです。

 

世界が形を変えても、ぼくらちは適応して生きていけるんです!
そんな風にとらえてしまったのです。

 

新海誠監督すごいなと・・・。このラストでいくという決断。
周りのひとは色々、思うこともあったんじゃなかろうかと・・・。

コワさはあったと思います。
人によってはネガティブに受け止められるかもしれないと・・・。

 

でも、それでもこれでいく。そう決断をしたのは新海誠監督なのだろうと・・・。
その覚悟みたいなものに。グッと、心に響くものがあるのです。

 

もちろん映像はキレイです。
背景が細かい。大変だったんじゃないの?
これ・・・。そんなワンカットワンカットなのです。

 

そしてかつ、ラッドウィンプスが作曲した歌。
まあ~感情が動くのです。

 

ただ『天気の子』
映像のキレイさ、ラッドウィンプスの歌、そしてストーリー。
調和がとれているのです。
何かしらが突出しているのではなくて、『天気の子』の全体が素敵なのです。

 

映画は総合芸術と言われる意味が理解できるといいましょうか・・・。
しばらく余韻に浸っていたいのです。

 

 

無論、文句つけようと思えばつけれるところもあります。
なんだそれは?スポンサーの商品なのか?スポンサーの商品だからなのか?
帆高は拳銃を拾います。それが帆高が島に返される理由にもなります。他人にも伏線になっていたりします。
ほんとうに拳銃で良かったのか?もっと考えたなら他のなかにあったんじゃないのか?ぼくは思いつかないけど。
細かくみたなら、もっと色々あるやもしれません。

 

 

でも、そんなことがどうでもいいと感じれるぐらいに、『天気の子』には感動があるのです。


満員の映画館で見て、周りの人にバレないように涙を拭く。
満員の映画館で観賞したほうが、物語への共感が生まれた人たちと、空気が共有できて楽しいかもしれません。


たまたまそこに居合わせた人達が、こう~ガッ!って共感する空気を作る。そしてその場を提供することが出来るぐらいの作品というはそうそうないぞと・・・。
『天気の子』はそういう素敵な空気を作れる映画だと思います。

 

エンディングテーマでラッドウィンプスの『大丈夫』が流れます。肯定してくれる気がするのです。『大丈夫!』って言ってくれている気がするのです。主人公・帆高の決断も、新海誠監督の決断も、この映画のことも、ラッドウィンプスも、制作の人も、全部、全部をなのです。もちろん映画を鑑賞したお客さんへの『大丈夫!』もです。

 

 

映画『天気の子』いい感じでした。

映画の帰りに小説『天気の子』を買ってしまいました。なんならサントラも買う予定です。こわいこわい。

 

 

 

天気の子の登場たち

 

 

森嶋帆高
声 - 醍醐虎汰朗

 

天野陽菜
声 - 森七菜

 

須賀圭介
声 - 小栗旬


夏美
声 - 本田翼


立花冨美
声 - 倍賞千恵子


天野凪
声 - 吉柳咲良


安井刑事
声 - 平泉成

 

高井刑事
声 - 梶裕貴


立花瀧
声 - 神木隆之介

 

 

 

映画

 

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。