鬼滅の刃なんかグッときた

こじらせております。

バナナマンのコントをふり返る!キングオブコント2008準優勝!

バナナマンのコントをふり返る!『キングオブコント』2008準優勝!

 

バナナマンのコント、一本目は『朝礼』です。バナナマンのコント、二本目は『宮沢りえと飯に行く』です。持ちネタを4分のキングオブコントサイズに合わせたのでしょうね。それでもお見事なのです。さすがのバナナマンなのです。

 

  

バナナマンのコント『朝礼』です!

 

バナナマン、二人のコントです。二人は詰襟の学生服姿です。場所は校庭を思わせる。『朝礼』の風景です。

 

日村さんの後ろに設楽さんが並ぶ。
校長先生からの挨拶だ。
規律!休めの号令が聞こえる。

 

設楽さんはいたずらっ子のような笑顔でニヤニヤしている。
もうすでになにかが起きそうな予感がするのだ。
設楽さんが日村さんの背後に近づく。日村さんは気づかない。

 

そして設楽さんは日村さんに膝カックンです。
日村さんは「あっ~」と気の抜けたような声をあげてその場所に崩れる。
設楽さんは嬉しそうだ。
日村さんも立ち上がり嬉しそうだ。

 

なんだよ~やめろうよ~とか声に出さないまでも、二人はいちゃいちゃと楽しそうなのである。
設楽さんは日村さんの背中を軽くパンチしてみたり、お尻を叩いてみたりと楽しそうだ。
日村さんもやめろうと言わないまでも、楽しそうだ。
なんだかこの二人の学生の関係性が見えてくるのだ。

 

設楽さんはニヤニヤしながら学生服のポケットから、100均で売っているよな覆面レスラーのマスクを取り出す。
そして後ろから日村さんにかぶせるのだ。
日村さん「おっつほっ~」なんて声をあげて驚くのだ。
設楽さんはうつむき気味ににやにやしている。
日村さんは慌てて覆面を脱ぐ。

 

日村さん「えっ?なにこれ?持ってきたの?」
設楽さん「持ってきた」
設楽さんはニヤニヤしながら答えている。
設楽さん「ビックリした?」
日村さん「バカじゃねぇの」
日村さん、どこか嬉しそうだ。
日村さんは設楽さんにお面を返す。

 

救急車のサイレンが聞こえる。
設楽さんはすかさず日村さんに言う。
「お前迎え来たぞ」
日村さん「俺じゃねえ」
設楽さん「お前迎え来たぞ」
日村さん「俺じゃねえ」
設楽さん「じゃあ、お前のお母さん・・・」
日村さん「おい!やめろよ!」
目が本気である。
設楽さんは反省するのだ。
設楽さんは気まずそうに黙る。

 

設楽さんはしばらくして、日村さんの肩を叩いて、
ごめんねと手を作り謝るのだ。
すると日村さんは「いいよ。いいよ」と笑顔で返す。
それを見て、設楽さんも笑顔になるのだ。
そして設楽さんはほっとした様子を見せるのだ。

 

この二人の学生の普段の関係性が見えてくる。

 

設楽さんは日村さんの肩を叩いて言います。
「ちょっと、あれやってよ」
「あれやってよ」
日村さん「やだよ」
設楽さん「ちょーおもしれぇから、アレやってよ」
日村さん「アレ、お前しか笑わねぇからヤダよ」
設楽さん「アレ、ちょーおもしれぇから」
日村さん「おもしろくねぇよ。やだよ」
設楽さんは強引に言います。
設楽さん「ピッチャー第一球のモーションからふりかぶって、な~にそれ」
日村さんは言葉の動きに合わせて、最終的には両手でOの字を作ります。
設楽さん、爆笑です。
日村さん、言葉に出さないまでもおいやめろよと手で設楽さんを制します。

 

日村さん「おもしろくねぇよ」
設楽さん「なにそれ?ちょう」
日村さん「お前しか笑わぇから」
いちゃいちゃと楽しそうな二人なのです。
ですが設楽さん、急にうつむいて黙り込みます。
日村さん、慌てて後ろを振り返ります。日村さん、びっくりした表情で真顔です。
どうやら体育の先生的な人物が来ているようなのです。

 

日村さんは言います。「はい。ふざけてました」
そして「痛い痛い、痛い」
耳を引っ張られているようなのです。
日村さんは言います。
「はい。はい。はい。はい。気をつけます」
そしてどうやら二人を表情を見ていると先生は行ってしまったようなのです。

 

 

設楽さんは笑います。日村さんもふり返って笑います。
日村さん「お前、お前、こら」
設楽さんはまた、日村さんの背中を軽くパンチしてみたり、お尻を叩いてみたりと楽しそうなのです。

 

設楽さんは日村さんの後ろ髪を二度ほど、軽くパサッとかき上げます。そしてその後、強めに後頭部を叩くのです。
日村さんの姿勢がつんのめるほどに。
そして設楽さんは日村さんの脚の間に頭を入れます。
肩車しちゃうのです。

 

日村さん「ちょっ、ちょっ、ちょっと」
恥ずかしそうです。
日村さん「おろせ~」
設楽さん微動だにしません。
日村さん「おろせ~」
設楽さん微動だにしません。
日村さん「おろせ~」
設楽さん、その場で回り出します。
日村さん「回るな~目立つ。目立つ。目立つ」
設楽さん、日村さんを肩車したままその場を回っています。
日村さん「目立つ、降ろせ降ろせ」
設楽さん背中を曲げます。日村さんは慌て前に飛んで肩車を降ります。

 

そして設楽さん、慌てている日村さんを捕まえます。強引に日村さんの手を上げさせます。
日村さん「ちょっ、俺手なんかあげてねぇよ」
設楽さん「朝礼で意見があるんだろ?朝礼で意見があるんだろ?
日村さん「し~」
設楽さん「朝礼で意見があるんだろ?朝礼で意見があるんだろ?
日村さん「おい静かにしてろ。うれせぇつっの」
設楽さんはまた、日村さんの背中を軽くパンチしてみたり、お尻を叩いてみたりと楽しそうなのです。

 

設楽さん、反対側のポケットから手錠を取り出します。
そして日村さんにするのです。
日村さん「えええええ?うそそそそそぉ?嘘でしょう?」
設楽さん、敬礼して言います。
「逮捕しました」
日村さん「うるせぇって。うるせぇ」
設楽さんは楽しそうなのです。

 

日村さん「設楽!設楽!」
設楽さんは再度、覆面レスラーのお面を取り出します。
そして日村さんにかぶせるのです。
日村さん「俺今、すごい目立ってんじゃん」
設楽さんは楽しそうです。
日村さん「設楽、外せよ」
設楽さんは聞こえていないふりです。
日村さん「設楽、外せよ」
設楽さん「外してほしい?」
設楽さんは日村さんベルトを外します。
日村さん「そこじゃない。そこじゃない。設楽やめろって!」
設楽さん、ベルトをベルトを外し終えます。
そして敬礼のポーズをして言います。
「外しました」

 

日村さん「設楽やめてやめて、ほんとやめて」
設楽さん、様子がおかしいのです。
日村さん「設楽?」
設楽さん胸を抑えて苦しそうなのです。
設楽さん「気持ち悪い・・・」
日村さん「えっ?」
設楽さん「気持ち悪くなっちゃった」
日村さん「気持ち悪いの?お前、顔色わりいぞ」
設楽さん、気持ち悪そうです。
日村さん「お前、保健室行って来いよ。お前これ外してから行けよな保健室」
設楽さん「ヤベ・・・気持ち悪い」
日村さん「設楽?設楽?設楽?」
設楽さん、足元がおぼつきません。
日村さん「設楽?設楽?設楽?」
設楽さん「やべぇやべぇ」といながら前掲になり地面に倒れ込んでしまいます。
その際、日村さんのズボンをぜんぶ下げてしまうのです。

 

日村さん、覆面レスラーのお面をかぶり、両手は後ろで手錠ではめられ、ズボンは下がりパンツ丸見えです。
どうしていいのかわからず、しばらくそのままその場にいます。
そして慌ててしゃがみ込み、ズボンを上げようとします。
ですが上手く上げられません。
日村さん「設楽?設楽?設楽?」
設楽さんはその場に倒れたままです。
日村さん「設楽?設楽?設楽?」
日村さん、どうにかしようとするもどうにもできません。
日村さん「設楽?設楽?設楽?」
日村さん「先生ー設楽くんが貧血で倒れました~」

 

 

 

なんて秀逸なコントなのでしょう。なんだか芸術作品のようです。いやマジで。すごいですね。

 

 

 

 

 

バナナマンのコント『宮沢りえと飯に行く』です!

 

バナナマンのコント、二本目です。

 

久しぶりに会った友人同士(設楽さんと日村さん)が、今からご飯を食べに行く約束をします。ですが友人の日村さんは、もう既に今夜のご飯をコンビニで購入済みです。だから夕食に行くことを断ります。

 

ですが、なんとその食事会には設楽さんの友人の知り合いとして、『宮沢りえ』さんが来ると言うのです。さっきまで行かないと言っていた日村さんでしたが、行くと言い出します。で『宮沢りえ』さんとの食事会どんな感じにしていこうかと色々想像するコントです。

 

最終的には『宮沢りえ』さんは食事会には行けないとの連絡が入ります。残念がる日村さん、しかしそこに設楽さんの携帯電話に連絡が・・・。なんでも食事会に『大林素子』さんが来られると言うのです。設楽さんは日村さんを誘います。日村さんは「微妙・・・」と言ってコントは終わります。

 

 

バナナマンのコント、一本目にしろ、二本目にしろ無理がないのです。流れが自然なのです。でかつ、4分間だけなのに普段の二人の関係性(そのキャラクターとしての)が見えるのです。説明台詞がないにも関わらずです。いや~お見事なのです。

 

 

 

個人的な感想!

 

2008年のキングオブコントでぼくはとてもバナナマンが印象的でした。その頃のお二人は、今ほど司会の番組やっていませんでした。設楽さんなんて、2018年にはお昼の帯番組やっているんです。そしてキングオブコントでは、審査員になっているんです。すごいことですね。

 

ただそれでも2008年のキングオブコントでは秀逸な二つのコントを見せたにも関わらず準優勝でした。結果と言うモノには、時の運や、めぐり合わせ、色々な状況があったりもするのだと思います。だからどうだとういうわけでもないのです。これだけいいものを提供しても負けることもあるという事実です。ならばこそ、結果がでない時だって、クサらずにやっていきたいものですね。

 

 

 

 

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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。