鬼滅の刃なんかグッときた

こじらせております。

【ハンターハンター】ヨークシン編クラピカVS幻影旅団の行方は?そしてパクノダ死す

『ハンターハンター』ヨークシン編クラピカVS幻影旅団の行方は?そしてパクノダ死す・・・

 

幻影旅団の主要メンバーの出生地が明らかになります。マフャアたちは幻影旅団のメンバーの素性を調べます。するととんでもないことがわかるのです。

存在しないんだだ
こんな連中

過去60年間に
渡って調べた
世界中ね

 

兵歴・学歴
戸籍・国民番号
病歴・DNA・・・その他
ありとあらゆるデータ

死人も含めて全部だ

 

こいつら死んでさえいない
わかる?
はじめから
この世界にいないんだ

 

なんだこのドキドキするよな展開は?どういうこと?ですよね。幻影旅団の主要メンバーたち(クロロ・ノブナガ・マチ・フィンクス・フェイタン・パクノダ・フランクリン・シャルナーク)は流星街出身であることは判明します。

 

 

 

 

 

 

流星街とは?

流星街
ここは
何を捨てても
許される

ゴミも
武器も
死体も
赤ん坊も
この世の
何を
捨てても
ここの住人は
その全てを受け入れる

 

世界中の色々なものが無許可で捨てられているのですね。ある種、治外法権的な場所なのでしょうね。

 

以前このような事件があったそうです。

過去には流星街出身の浮浪者が三年間不当に拘束された結果その報復のために31人が平気で命を投げ出して31人(事件関係者、警官・裁判官・検事・目撃証人・陪審員・弁護士など)の命を奪うとう事件がありました。それぞれ違う場所にいた31人が同時に自爆による巻き添えで命を落としたのです。

 

その時こま切れの死体脇に残されていたメッセージです。

我々は 何ものも
拒まない

だから 我々から
何も奪うな

 

マフィアにて幻影旅団を調べていた人はこのように流星街で生きる人々ことを評していました。

奴らの絆は
他人より細く
家族より強い

 

 

ズキュ~ん。ですね。なんでしょう?なんなのでしょう?このカッコよさ。男子はみんなテンションがあがってしまうような雰囲気を醸し出しますよね。クロロとかマチとか、フランクリン、ノブナガ、シャルナーク、パクノダ、フィンクス、フェイタンなんかはそんなところで育ったんだな~と。

 

幼少期はどんな風に過ごしたのだろうか?過酷だったことは分かりますね。でも仲間の絆は強いモノがあったのかな?どうなんでしょうね。断片的に与えられた情報、おかげで色々想像してしまいますよね。

 

ちなみにヒソカは幻影旅団に入っていますが、それは団長のクロロと戦いたいがためです。いや~ヒソカ、どうかしてますよね。最初はキャラクターがいまいち薄かった旅団のメンバーもだんだんとキャラクターがついてくるわけですね。拷問する人、フェイタンや、合理的で大雑把なフィンクス、その風貌からして力自慢なのかと思っていたら、頭の切れる男・フランクリンなどですね。そしてまさか、パクノダがクローズアップされる展開になろうとは、富樫先生すごいですね。

 

ウヴォーギンと仲の良かったノブナガは鎖野郎(クラピカ)を倒したくて仕方がありません。クロロは奪った念能力「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」詩の形をかりた予知能力で占うのです。すろと幻影旅団のメンバーの半数が命を落とすとう結果が出ます。クロロはすぐにこの地を離れることを考えます。

 

 

クロロはノブナガに言います。

お前やウボォーは特攻だ
死ぬのも仕事の1つに
含まれる

お前らすすんで
捨て石になることを
選んだんじゃなかったか

 

旅団の立場を忘れて
タダをこねてんのは
オレとお前
どっちだ?

 

ここでヒソカが本領発揮です。クロロと戦いたいのです。占い結果を偽装するのです。なんでクロロは自分で占っておいてわからないの?ですよね。使っている念能力は「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」なのです。自動筆記なのですよ。だから自分でもわかっていないのです。なんですって?都合がいい?ご愛敬ですぜ。

 

ヒソカの本当の占い結果です。

赤目の客が貴方の店を訪れる
半身は天使で半身は死神
月達の秘密を売るといいだろう
霜月のそれが特に喜ばれるはずだ

 

熱い日に件の客の仲介で
逆十字の男と二人きりになれるだろう
偽りの卯月は暦からはがされる
これで残りは6枚となす

 

 

ヒソカ、自分の能力(薄っぺらな嘘)を使って内容を偽るのです。

赤目の客が貴方の店を訪れて
貴方に物々交換を持ちかける
客は掟の剣を貴方に差し出して
月達の秘密を攫って行くだろう

 

11本足の蜘蛛が懐郷病に罹り
さらに5本の足を失うだろう
仮宿から出てはいけない
貴方もその足の1本なのだから

 

ちなみに懐郷病と言うのはホームシックです。ヒソカは団員たちに今週なにがあったのかなどを聞かれます。

 

ヒソカは言います。

 言わないじゃなく
言えない?
ボクがギリギリ
言えるのはそこまでだ?

 

クロロはヒソカにいくつか質問をします。そして推測するのです。ヒソカは鎖野郎(クラピカ)の能力によって何かしらの制限を受けている。掟の剣的なもの。それを破ったなら死ぬ・・・。だから話せない。 

 

ただこれ、ヒソカの仕組んだ罠です。団長クロロと戦いたいのです。ヒソカの体内に掟の剣など刺さってはいないのです。クロロはヒソカの偽の占い結果により、ヨークシンにとどまることを決めるのです。

 

 

 

 

 

ゴン、キルアはクロロと対面することになります。

 

ゴンはクロロに尋ねます。

なぜ
自分達と関わりのない
人達を殺せるの?

 

クロロは答えます。

なぜだろうな
関係ないから
じゃないか?

 

あらためて
問われると
答え難い
ものだな
動機の言語化か・・・・・・
余り好きじゃないしな
しかし案外・・・・・・
いや やはりというべきか
自分を掴む
カギは
そこにあるか・・・

 

クロロ、なんでしょう?なんだか色々秘密を抱えているのでしょうかね。今後が楽しみですね。謎が残りますね。クロロ、二重人格説ですね。

 

それはそうとパクノダです。念能力は特質系です。人や物体に触れた時、そこに残っている記憶を読み取ることが出来る。そして引き出した記憶を具現化して弾に込めて人を撃つと、撃たれた者はその記憶が植えつけられる。ただし記憶を引き出された本人がこの弾で撃たれると、その者は記憶を失う。

 

記憶を扱う能力者です。それを自由にされたのではクラピカにとっては不利です。クラピカは孤立させる作戦なのでしょう。交渉役にはパクノダが選ばれています。クロロはクラピカに攫われるのです。ただ旅団にはゴンとキルアが捕まっています。

 

クロロはクラピカに言います。

オレに人質としての
価値などない

 

 

センリツ(クラピカと同じノストラードフャミリーの一員です。ゴンたちの仲間なのです。どうやらいい人そうなのです。)がクロロの心音を聞いて判断します。

 

センリツの念能力は楽器の演奏と共に自分のオーラを飛ばして他人の疲労を癒すことができるのです。そしてずぬけた聴覚を持っており、心臓の鼓動のリズムを聞くことで他人の心理状態を知ることができるのです。

 

センリツは言います。

死への不安・恐怖
虚偽の不協和音なにもないわ

 

おそらく「死なない」と思っているんじゃない・・・!
この音は死を受け入れている音・・・!!

 

もうクロロ、ちょ~こえェよ。そしてカッコいいよ。なのですね。クロロは本気で自分の命に価値はないと思っているのです。自分が死んでも旅団が生き残ることを優先しているのです。団員のフィンクスやフェイタンも、団長が死んだとしても鎖野郎(クラピカ)を殺してその後再び旅団を再生すればいいとの考えなのです。

 

クロロはクロロでクラピカに捕まり念能力も使えず不利な状況で、クラピカの弱点に気づきます。それはクラピカが仲間を大切にしていること。ゴンやキルアの命が奪われることを警戒していること。非情にはなりきれないといったらわかりやすのでしょか?だからパクノダにクラピカの指示を無視することを願うのです。ただ、パクノダはクロロに死んではほしくないのです。

 

パクノダは思います。

団長・・・私達には
まだ貴方が必要です
たとえ それが旅団に対する
裏切りでも・・・!!

 

合理的になりきれない、そんなことよりも仲間の命を大切にしたい。パクノダやクラピカには葛藤があるのです。クロロやフェイタン、フィンクスにはないんです。ノブナガやマチ、フランクリンなんかもクロロに死んでほしくない派でしょうかね。シャルナークはその二つの派閥の間といったところでしょうか。

 

旅団に囚われ中のゴンですが、ゴンは素直なのです。いいやつなのです。

ゴンは旅団のメンバーたちに言います。

本当にわからないの?

パクノダが
なぜお前達に何も
話さず戻ろうとしているのか

 

マチがなぜ
お前達を止めようとしているのか

本当に操られているからって
思ってんの?

お前達の団長を
助けたいからに決まってるだろ!?
仲間を取り戻したいって気持ちがそんなに
理解できないことなのか!!

 

なんて素直なんでしょう。ゴンは本当はクラピカにも人殺しなってほしくないのです。だから団長を殺めてほしくはないのです。ゴンのセリフ、心に響くものがありますね。こうゴ~ンってきますよね。

 

クラピカは最終的にはクロロの念能力の使用禁止、今後旅団員との一切の接触を絶つこと。この二つを制約に、クロロの心臓に制約の鎖を刺します。そしてクロロを開放します。クラピカはクロロの命を奪うことよりも、ゴンとキルアの命を救うことを選んだのです。念の能力の使えないクロロに興味のないヒソカ。ひとまず、決闘はおあずけですね。

 

ヒソカは言います。

壊れた玩具(おもちゃ)に
興味はないんでね?

 

 

 

 

 

 

 

パクノダの最後

 

クラピカはパクノダにも、自分のことを話したら命を失う制約の鎖を刺します。ですがパクノダ、”人や物体に触れた時、そこに残っている記憶を読み取ることが出来る。そして引き出した記憶を具現化して弾に込めて人を撃つと、撃たれた者はその記憶が植えつけられる”この念能力を使って、旅団の初期メンバーにクロロのこと、クラピカのこと、どういう経緯があったのかを自分の命をかけて伝えます。

 

パクノダは命を落とします。パクノダ自分の命を落とす(自分の覚悟で)前に、にゃーと鳴いている猫ににゃーと笑顔で返すシーンが小さいコマであったりするのです。富樫先生の、この妙技!!

 

 

パクノダの死後、ゴンとキルアにフェイタン・フィンクスが出くわしてしまうことがあります。

 

フィンクスは言います。

パクは
お前らに感謝してたぜ

 

その時、小さいコマで何も言わないフェイタンがいるのですが、それがいいのです。別にフェイタンなにも言わないんですよ。ただ横向きの表情だけ、それでもどことなくありがとう的なことを思っている気がするのです。

 

クロロがクラピカに捕まったさい、ノブナガ、フィンクス、フェイタンでこのような会話がありました。クロロが捕まったにも関わらず、後を追わないノブナガたちをフィンクス、フェイタンは攻めたのです。

指示に背いて
後を追ったら団長が
殺られるんだよ

 

ノブナガ

 

バカか
お前
そうなったらその後
鎖野郎を殺して
終いだろうが

 

フィンクス

 

団長もきっと
同じこと言うよ
最優先されるのは旅団

ノブナガ
お前の考え方
旅団への侮辱ね

 

フェイタン

 

当然の如く、クロロの命よりも旅団の存続を優先する二人。流石にノブナガも少し固まっていました。そんな二人がゴンとキルアに感謝する。フィンクス、ゴンにそっぽを向いてパクノダが感謝していたことを伝えるのです。恥ずかしかったのでしょう。

 

団員たちのキャラクターも見えてきて、『ハンターハンター』ますます目が離せませんね。

 

 

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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。