『絵はすぐに上手くならない』を読む!
どうすれば絵がうまくなるのだろうか?
どうやったら絵が上手くなるのかと考えた場合に、闇雲に描く!そんな方法も、もちろんあると思います。ただ、私は社会人。
自由になる時間がたくさんあるのかと言うと、そんなことはありません。ならば、最初時間がかかるかもしれないが、まずは絵を描く思考法を学ぶことにしました。
自身の内側から変化を与えてやろうじゃないですか!と意気込んでみました。で、今回。成冨ミヲリさん著作の『絵はすぐに上手くならない』を読んでみました。
著者の成冨ミヲリさんは「絵はすぐにうまくならない」まえがきの冒頭にて書かれています。
絵がうまくなりたい、できれば「すぐに」うまくなりたいと願う方はたくさんいます。
そして、同時に「すぐにうまくなれるわけがない」と思う方もたくさんいるでしょう。
この狭間で苦しんでいる方に、すぐにうまくなる部分と、すぐにうまくならない部分をちゃんと部類して提示しようと思ったのが、この本を書くきっかけでした。
すぐにうまくなる部分と、すぐにうまくならない部分をちゃんと部類して提示しようと思ったのが・・・。こりゃあもう、読まねばですよね!全四章ある内容のうち、二章まで読ませて頂きました。絵を描く。そして上手になる方法。その方法を、体系的に学ぶことがデキる気がします。
絵を描く能力を八つに分類して考えるという。
・アイデア
・オリジナリティ
・形状ストック
・構図構成力
・形を取る力
・立体を把握する力
・テクニック
・完成させる力
是非、興味のある方は読んでみてください。視点が広がります。
絵はすぐに上手くならない/目次
まえがき
絵はすぐにうまくなるか
この本について
第一章 絵を描く能力とは
あなたにとって絵は目的か手段か
「絵がうまい」ということ
絵が描けないのは身体のどこに問題があるのか
絵がうまい人は最初から絵がうまい?
受験デッサンと仕事に生かす絵は違う
デッサンをしなくても絵はうまくなるか
第二章 描画能力を分解する
絵の上達への道
トレーニングおおよその流れ
縦軸と横軸で考える
個々の能力を理解する
習得可能な八つの能力
ジャンル別 必要な能力をチェックする
- 企画アイディア系
- 映像・写真系
- デザイン系
- 3DCG系
- 建物インテリア・空間デザイン系
- コンセプトアート系
- イラスト系
- マンガ・アニメ系
- イラスト系
- フャインアート系
- 具象アート系
- 美大受験系
選びきれない方へ
長所を伸ばすか短所を克服するか
自己テストで長所と短所を知る
自己判断テスト1 自分の絵を診断する
色々な人のクロッキーを見てみよう
自己判断テスト2「能力診断シート」
自分のレーダーチャートを書いてみよう
第三章 トニーニング方法
トレーニング方法の選び方
能力別トレーニング早見表
弱点別トレーニング早見表
総合デッサン
- 構図を取る
- 立体感を出す
- 質感・陰影を描く
- テクニックを駆使する
クロッキー(スケッチ)
模写
- 写真の模写
- クロッキーの模写
- 作品の模写
写真
スクラップブッキング
立体彫彫塑(りったいちょうそ)
トレーニング方法に関する質問集
- Q 短時間クロッキーは役に立つの?
- Q 人物デッサンの2大指南書はどう使うの?
- Q トレースはやってもいいの?
- Q 円や線をひたすら描く練習はするべき?
- Q デッサン人形は役に立つ?
- Q 教本の使い方を知りたい?
- Q 絵は右脳で描いている?
色のセンスを磨く
- 色の定義と考え方
- 混色の技術と知識
- 色彩感覚を養う
感覚・感性を磨く
- 自分のセンスを信じるには
- 自信がないことが最大の敵
- 感覚の磨き方
第四章 事例集
健太さん 二十五歳男性
ゆきさん 二十七歳女性
直子さん 三十五歳女性
田崎さん 三十八歳男性
ユウさん 二十九歳男性
琥珀さん 十九歳女性
実践してみる
で、とにかく、目で見えたように描いてみる。そんな練習をしてみました。下記の写真を描いてみることにしました。
で、描いたものがこちらです。
目で見えたように描いてみる。これすごくいいですよ。自分の絵の問題点がより具体的にわかってきます。個人的に一番問題だなと思った箇所は、まあ、ここ、こんな感じでいいんじゃん。って手抜きをしていまうという、なんとまあ、自分でもビックリでした!
そして、ただただ、描き方がわからない箇所もあるのです。なんだこれ、どうやって描いたらいいんだろう?そんな部分です。こりゃあ、学ぶことべきことはたくさんありそうです。
とりあえず『絵はすぐに上手くならない』最後まで読みます。
追記!
追記『絵はすぐには上手くならない』最後まで読み通しました。3章では、具体的なトレーニング方法が述べられています。4章では、事例集が掲載されています。
何かを上手くなろうとするならば、自分を知る作業を必要になってきますね。自分の特徴はなんなのか?自分の長所・短所はなんなのか?それを知るために手を描く勉強方法があります。
私の場合はこのようになりました。手を描くのって、とても難しいです。バランスが!立体的に見えない!なんか変な感じだ・・・。
あ~~~。
ですが、描いた手の絵。ここから自分の絵の特徴を知ることができます。私は、なるほどな~と感心してしまいました。
そして更に、弱点を克服するのか?強みを伸ばすのか?それは自分次第です!なんでも、美大に受かろうと思うなら、一日3~6時間、二年以上デッサンをしないと受からない世界だそうです。ひやぁ~!ですね。
一年後、再度実践していみる。
一年が経ちました。再度、先ほど描いた男女のカップルを描いてみたいと思います。さあ、どうなりますでしょうか。
デジタルですね。男性の目がなんだかいやらしいですね。それでも多少なり、絵を描くことに慣れた感じはありますね。
『絵はすぐに上手くならない』
あとがきの冒頭はこのように始まります。
絵がうまいというのはどういうことか、
そして自分が目指すものはなにか、少しは道が見えたでしょうか。
最初に述べたとおり、この本は絵に取り込むための考え方を記した道しるべでしかなく、実際に歩いていくのはあなた自身です。
だから、読んだだけでうまくはなりませんし、
やった気になってもだめです。
ただ少しだけ、歩いているところが明るくなって周囲が見えるだけのこと。それでも少しは気が楽になったのではないでしょうか。
なるほど。なるほど。
あとがきの最後はこのように終わります。
さあ、ペンを取って。また描き続けていきましょう。
はい。
どうやら、道は長いです。道中、休憩したり、楽しむ感じがよろしいんじゃないでしょうか。
ちなみに、著者の成冨ミヲリさんは、池袋にてプロ向けのデッサンスクールも開講されています。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。